来院のきっかけ
40歳の女性、営業職の方の症例です。
1か月ほど前から腰に違和感を覚えるようになり、次第に歩行時や靴を履く動作、ズボンを履く際など、日常生活のさまざまな場面で腰の痛みを感じるようになったとのことでした。特に前かがみになる動作で痛みが強く出ることが多く、無意識のうちに腰をかばいながら動く癖がついていたそうです。
また、営業職ということもあり、移動とデスクワークの両方が多く、最近では長時間椅子に座っているだけでも腰に痛みを感じるようになっていました。症状が改善しないため整形外科を受診したところ、「仙腸関節症候群」と診断され、湿布や安静の指示を受けましたが、大きな変化を感じられず、「このまま痛みが長引くのではないか」という不安から、当院へご来院されました。
初診時の症状
初診時には、腰の奥に重だるさを伴う痛みが持続しており、座位姿勢や前屈動作で症状が強くなる傾向がみられました。歩行自体は可能でしたが、動作の切り替え時に痛みが出やすく、日常生活にストレスを感じている様子がうかがえました。
整形外科で仙腸関節障害と診断されていたこともあり、「動かして悪化しないか」「また強い痛みが出るのではないか」といった不安感も強く、動きが全体的に慎重になっていました。
施術内容と経過
検査を行ったところ、仙腸関節の右側に動きの制限がみられました。ただし、関節そのものだけに原因があるというよりも、その周囲を支える筋肉の影響が大きい状態であると考えられました。
特に、仙腸関節の後方を支える大殿筋には強い緊張がみられ、さらに前方から骨盤を安定させる腸腰筋も硬くなっていました。これらの筋肉が硬くなることで骨盤全体の動きが制限され、結果として腰部に負担が集中している可能性が考えられました。
一般的に仙腸関節症候群は関節の障害として捉えられることが多いですが、実際には関節を取り巻く筋肉の緊張や左右バランスの乱れが、痛みの一因となるケースも少なくありません。
初回は40分のボディケアコースを選択し、骨盤周囲の筋肉を前後から丁寧に緩める施術を行いました。特に大殿筋や腸腰筋へのアプローチを中心に、全身のバランスを確認しながら進めていきました。施術後には「腰が軽くなった感じがする」「立ち上がりが楽になった」といった変化を感じていただけました。
しかし、1週間ほど経過すると再び痛みが出てきたため、より根本的な改善を目指す目的でカイロプラクティックコースを提案しました。カイロプラクティックでは、仙腸関節や骨盤の動きをサポートする調整を行い、あわせて姿勢や体の使い方についてのアドバイスも実施しました。
3回目の施術を終える頃には、腰の痛みを感じる頻度が大きく減り、靴を履く、前かがみになるといった動作もスムーズに行えるようになったとのことでした。
担当スタッフから
仙腸関節症候群は、腰痛の原因として見過ごされやすい状態のひとつです。関節そのものに注目されがちですが、実際には周囲の筋肉の硬さや骨盤のバランスの乱れが影響している場合もあります。
当院では、マッサージやボディケア、カイロプラクティックを組み合わせ、その方の体の状態や生活習慣に合わせた施術を行っています。
腰痛 東京・千代田区(神田・小川町・神保町・御茶ノ水・淡路町・新御茶ノ水・大手町・東京駅・秋葉原)からも多数ご来院いただいております。
腰痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。







