来院のきっかけ
44歳の男性会社員の方の症例です。普段はデスクワークが中心で、以前から肩こりを感じることはあったものの、日常生活に大きな支障が出るほどではなかったそうです。
来院のきっかけとなったのは、休みの前日の夜の出来事でした。仕事が終わったあと、自宅のソファーで横になりながら動画配信サービスを見ていたところ、そのまま眠ってしまったとのことでした。夜中に目を覚ますことなくその姿勢で朝まで寝てしまい、翌朝起きたときに首の強い痛みに気づいたそうです。
起き上がろうとした際に首を動かすことが難しく、振り向いたり上を向いたりする動作でも痛みが出る状態でした。突然の痛みに驚きながらも、まずは湿布を貼るなどの応急処置をして様子を見ることにしたとのことです。
その後、数日が経つにつれて痛みは少しずつ和らいできたものの、首を動かすとまだ痛みがあり、安静にしていても違和感が残る状態が続いていました。日常生活でも動作に不安があるため、体の状態を確認したいという思いで来院されました。
初診時の症状
初診時に確認できた主な症状は以下の通りです。
・首の痛み
・首を動かすと痛みが出る
・肩から背中にかけての張り
首の可動域を確認すると、左右を向く動作や上を向く動作で痛みが出やすい状態でした。また触診を行うと、首の筋肉だけでなく肩や背中の筋肉にも強い緊張が見られました。
この方はもともと肩こりを感じやすい体質で、これまでにも寝違えを経験したことがあるとのことでした。今回のケースでは、ソファーで不自然な姿勢のまま長時間眠ってしまったことで首の筋肉に負担がかかり、いわゆる「寝違え」の状態になっていた可能性が考えられました。
さらに、肩や背中の筋肉が硬くなっている状態では首への負担も大きくなりやすく、こうした筋肉の緊張が痛みを強めていた可能性もありました。

施術の内容と経過
施術では、首だけでなく肩や背中の筋肉も含めて全体的に調整を行いました。
まず、首周囲の筋肉の緊張を確認しながら無理のない範囲で筋肉を緩めていきました。急な痛みが出ている場合は強い刺激を避け、筋肉の状態を見ながら丁寧に施術を進めることが大切です。
その後、肩甲骨周囲や背中の筋肉もほぐし、首にかかる負担を軽減できるよう調整を行いました。首の動きは肩や背中の筋肉とも関係しているため、周囲の筋肉を整えることで動きが改善しやすくなる場合があります。
施術後には、痛みはまだ残っているものの、首をゆっくり動かすことができる状態になりました。来院時よりも可動域が広がり、「少し動かしやすくなった感じがする」といった変化が見られました。
今回の痛みは時間の経過とともに落ち着いていく可能性もありますが、もともと肩こりが強い状態であることもあり、今後は肩こりのケアも含めて体の状態を整えていくことが大切と考えられました。そのため、翌週にメンテナンスとして再度来院していただく予定となっています。
担当スタッフより
寝違えは、睡眠中の姿勢や首周囲の筋肉の状態が影響して起こることがあります。特にソファーなどで不自然な姿勢のまま長時間眠ってしまうと、首や肩の筋肉に負担がかかりやすくなります。
また、普段から肩こりがある場合には筋肉が硬くなっていることも多く、寝違えのような症状が起こりやすくなることがあります。今回のケースでも、首だけでなく肩や背中の筋肉に緊張が見られたため、周囲の筋肉も含めて施術を行いました。
首の痛みが強いときには無理に動かさず、痛みの様子を見ながら徐々に動かしていくことが大切です。普段から肩や背中の筋肉を整えておくことで、寝違えの予防につながることもあります。
首の痛みや動かしにくさを感じた場合には、無理をせず早めに体の状態を確認することをおすすめしています。
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