41歳 男性 会社員 ゴルフの練習をしすぎて背中の痛み    【千代田区】

来院のきっかけ

41歳男性、会社員の方の症例です。

趣味としてゴルフを長年続けており、週末はコースラウンドまたは練習場での打ち込みを行う生活を十数年間継続されていました。運動習慣としてゴルフを楽しんでおり、これまで大きな痛みを感じることは少なかったそうです。

しかし先月頃から、ゴルフ練習後に左の肩甲骨周囲に張り感と痛みを感じるようになりました。以前にも練習量が増えた時期に似た違和感を経験したことはあったものの、今回は徐々に痛みが強くなり、今週に入ってからはうつ伏せの姿勢から起き上がる際に背中へ痛みが出る状態となりました。

さらに、大きく深呼吸をしただけでも肩甲骨周囲に痛みを感じるようになり、不安を感じて来院されました。


初診時の症状

初診時には、左肩甲骨内側から背中にかけて明らかな筋緊張が確認されました。触診では左右差があり、特に左側の背部筋群に強い張りがみられました。

主な症状は以下の通りです。

  • 肩甲骨周囲の痛み

  • 背中の痛み

  • 起き上がり動作時の痛み

  • 深呼吸時の違和感

ゴルフスイングでは体幹の回旋運動が繰り返されるため、肩甲骨・胸郭・腰部が連動して働きます。今回のケースでは肩甲骨周囲だけでなく、胸部や腕、腰部の筋肉にも緊張が広がっており、局所的な問題というよりも全身の連動動作による負担の蓄積が影響している可能性が考えられました。

呼吸時に痛みが出ていた点からも、肋骨周囲や胸郭の動きが制限されていた状態が推測されました。


施術内容と経過

今回は40分コースにて施術を行いました。

まず痛みが出ている左肩甲骨周囲の筋肉へ直接的なアプローチを行う前に、関連性の高い部位から緊張を緩めていきました。具体的には、

  • 胸部(大胸筋・肋骨周囲)

  • 腕・前腕の筋肉

  • 腰部から体幹の筋肉

を中心に施術を進めました。

ゴルフでは腕の力だけでなく体幹全体を使ってスイングするため、局所のみを緩めても再び負担が集中しやすくなります。そのため、身体全体の連動性を意識しながら筋肉の柔軟性回復を目的としました。

その後、肩甲骨周囲の筋肉を丁寧に調整し、呼吸時の動きがスムーズになるよう施術を行いました。

施術後には、深呼吸時の痛みがやや軽減し、背中の動きが出やすくなった様子がみられました。ただし筋疲労の蓄積が大きかったため、急激な運動再開は避け、経過をみながら負荷を調整することをご提案しました。


担当スタッフから

ゴルフは一見負担が少ないスポーツのように思われがちですが、同じ動作を繰り返すことで特定の筋肉へ負担が集中しやすい特徴があります。特に練習量が増える時期には、肩甲骨周囲や体幹の筋肉が疲労しやすくなります。

今回のケースでは、以前から練習量増加時に違和感が出ていたことから、筋肉の回復が追いつかない状態が続いていた可能性が考えられました。深呼吸時に痛みが出ていた点は、背中だけでなく胸郭の動きにも影響が及んでいたサインの一つと考えられます。

施術では痛みのある部位だけでなく、腰・胸・腕を含めた全身の筋肉バランスを整えることで、負担を分散できる状態づくりを意識しました。

当面は練習量を急に増やさず、痛みが落ち着くまでは調整することをおすすめしました。また、ご自宅にストレッチポールがあるとのことでしたので、胸を開くストレッチや背中のリリースを日常的に取り入れていただくようお伝えしています。

ゴルフを長く楽しむためには、練習だけでなく回復の時間も重要になります。違和感を感じた段階で体のケアを行うことが、パフォーマンス維持や再発予防につながる可能性があります。

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