来院のきっかけ
32歳の女性会社員の方です。
仕事でパソコンを使用する時間が増え、残業が続いたことで、以前からあった肩こりが普段よりも強く感じられるようになったとのことでした。さらに、小さなお子さんのお世話で十分な睡眠がとれない日が続き、疲れが取れにくい状態が重なっていたそうです。
そのような生活が続く中、これまで経験したことのない頭痛が出現し、「いつもの肩こりとは違うのではないか」と不安を感じ、来院されました。
また、頭痛が出る前後に、視界の端に光がちらつくような感覚を覚えることもあり、その点についても心配されていました。仕事と育児の両立により、心身ともに負担が蓄積しているご様子でした。
初診時の症状
・肩こり
・頭痛
・睡眠不足による疲労感
肩から首にかけて筋肉の緊張が強く、触れると硬さがはっきりと感じられる状態でした。
頭痛については、ズキズキとする拍動性の痛みと、締めつけられるような重い痛みが混在している印象があり、視界に光が見えるという訴えもあったため、複数の要因が関係している可能性が考えられました。
※これらは施術前の状態確認による見立てであり、特定の疾患を診断するものではありません。
施術内容と経過
問診と触診を丁寧に行った結果、今回は肩や首の強い緊張に加え、片頭痛特有の症状も確認されました。このことから、今回は「緊張性頭痛」と「片頭痛」の複数のタイプの頭痛が組み合わさって発生している状態と考えられました。
視界の端に光がちらつく感覚は、一般的に片頭痛の前兆として知られる「閃輝暗転(せんきあんてん)」に似た症状とされることがあります。
片頭痛の症状が強く出ている時期は、刺激を加えすぎると不調が強まることもあるため注意が必要です。今回は来院時点で激しい頭痛は落ち着いており、主に肩や首の緊張が目立っていたため、無理のない範囲で施術を行いました。
40分の施術コースでは、首から肩にかけて特に緊張が強く出ている部分を中心に、背中の広い範囲まで丁寧にケアを行いました。また、呼吸が浅くなっている傾向も見られたため、胸郭周囲の筋肉にも軽めにアプローチし、全身がリラックスしやすい状態を目指しました。
施術後には、肩周りの軽さを感じられ、首の動きもややスムーズになったとのことでした。頭痛についても「少し楽になった感じがする」とのお話があり、日常生活でできるセルフケアや睡眠環境を整える工夫についてアドバイスを行い、継続的なケアをご提案しました。
担当スタッフから
頭痛にはいくつかのタイプがあり、実際には一つだけでなく、複数が重なって起こることも少なくありません。
片頭痛は、ズキズキと脈打つような痛みが特徴で、光や音に敏感になったり、吐き気を伴ったりすることがあります。
緊張型頭痛は、肩や首のこりとともに締めつけられるような重い痛みが続くことが多いとされています。
群発頭痛は、目の奥に強い痛みを感じ、自律神経症状を伴うことがあるといわれています。
今回の方のように、長時間のデスクワーク、育児による睡眠不足、精神的な負担が重なると、頭痛が複雑化することも考えられます。
肩こりや頭痛でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
担当:酒徳
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