階段の上り下りで膝が痛い|長時間の運転が原因?58歳男性の改善事例

来院のきっかけ

58歳の男性、会社員の方です。前日から膝に痛みを感じるようになり、特に階段の上り下りがつらくなったため来院されました。平地を歩く分には大きな支障はないものの、階段になると膝に負担がかかる感覚が強く、「このまま悪化しないか」と不安を感じていたそうです。

週末には気分転換も兼ねてドライブに出かけることが多く、長時間同じ姿勢で運転することが習慣になっていました。そのため、ご本人としても「運転中に膝をあまり動かさないことが影響しているのかもしれない」と感じておられました。

急に出てきた膝の痛みであったことから、早めに身体の状態を確認したいという思いで来院されました。

初診時の症状

・膝の痛み
・階段の上り下りがつらい

膝周囲には張りやこわばりがみられ、特に曲げ伸ばしを行う際に違和感が強く出やすい状態でした。階段の上り下りでは、体重がかかる瞬間に痛みを感じやすいとのことでした。

施術内容と経過

まず、膝関節の可動域や歩行動作のチェックに加え、股関節・足関節のアライメントや、大腿四頭筋およびハムストリングス、腓腹筋(ふくらはぎ)の緊張状態が確認されました

その結果、長時間のドライブによる膝を曲げたままの姿勢の継続が原因で、大腿四頭筋(特に大腿直筋)と膝蓋下脂肪体まわりに強い筋緊張と癒着がみられ、これが膝関節のスムーズな屈伸を妨げていることが判明しました。階段の上り下りでは平地歩行の約3〜4倍の荷重がかかるため、柔軟性を失った筋肉と関節組織が過剰に牽引され、着地や蹴り出しの瞬間に強い痛みを引き起こしていたと考えられます。

そこで今回は「カイロプラクティック」にて、以下の手順でアプローチを行いました。

  1. 大腿部〜膝周囲のトリガーポイントケア

    膝の曲げ伸ばしに直接関与する大腿部の筋肉を十分にほぐし、局所の血流と柔軟性を改善します。

  2. 股関節・足関節の連動性調整

    膝だけに負担を集中させないよう、上下の関節(股関節・足首)の位置関係と動きを整え、脚全体の衝撃吸収能力を高めます。

  3. 膝蓋骨(お皿)のモビライゼーション

    お皿の動きをスムーズに滑動させる調整を行い、関節内の内圧軽減を図りました。

施術後には、「膝の動きが少し楽になった」「階段をイメージしたときの不安感が和らいだ」といった感想をいただきました。ただし、急に無理をすると再び負担がかかる可能性もあるため、当面は膝に強い負荷をかけすぎないよう注意点をお伝えしています。

担当:酒徳

膝の痛みは、関節そのものだけでなく、周囲の筋肉の硬さや使い方が影響していることもあります。特に、長時間同じ姿勢が続く運転などでは、太ももや膝周りの筋肉が動かされない状態が続き、柔軟性が低下しやすくなります。

今回のケースでは、膝周りの筋肉に強い緊張がみられたため、膝だけでなく股関節や足関節を含めて全体的にケアを行いました。身体の使い方や生活習慣を見直しながら、定期的にケアを続けることで、膝への負担が軽減されていくことも期待できます。

再発予防も含めて、現在は2週間に1回のペースで来院していただいています。運転中の姿勢や、休憩時に行える簡単な動かし方などもお伝えし、日常生活の中で無理なく取り入れていただけるようサポートしています。

階段の上り下りで膝に不安を感じている方や、長時間の運転が多い方は、早めに身体の状態を整えていくことも一つの方法です。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

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