来院のきっかけ
仕事での移動が多く、ノートパソコンが入ったリュックを背負って移動することが多いという25歳男性の症例です。以前から肩こりを感じることはあったものの、特にリュックを長時間背負った日の後に肩こりが強くなる傾向がありました。おおよそ2〜3か月に一度の頻度で症状が悪化し、そのたびにマッサージを受けて対応していたそうです。
しかし、施術を受けた直後は少し楽になるものの、数日すると元の状態に戻ってしまい、根本的な改善にはつながっていないと感じていました。また、これまで受けたマッサージでは毎回揉み返しが起こるとのことで、施術翌日に首や肩が重だるくなり、逆に辛くなることもあったそうです。そのため、強く押される施術に不安を感じつつも、肩こりがひどくなったタイミングで来院されました。

初診時の症状
初診時には以下の症状が確認されました。
①肩こり
首から肩にかけて筋肉の緊張が強く、特に肩上部の張りが目立つ状態でした。触診では硬さが強く、押圧に対して敏感な反応もみられました。また、肩甲骨周囲や腕の筋肉にも緊張があり、肩だけでなく上半身全体の筋肉の負担が大きくなっている印象でした。
施術の内容と経過
揉み返しが起こりやすいというお話があったため、施術は強い圧を避け、筋肉の反応を確認しながら進めました。いきなり首や肩の硬い部分をほぐすのではなく、まずは腕や肩甲骨周囲の筋肉からアプローチしました。肩周辺の筋肉は腕の動きとも連動しているため、腕から緩めることで肩への負担を軽減しやすくなります。
その後、肩甲骨周りの筋肉を丁寧にほぐし、徐々に首から肩にかけての筋肉へと施術範囲を広げていきました。段階的に緩めることで、硬くなった筋肉に急激な刺激を与えず、揉み返しが起こりにくいよう配慮しました。
40分の施術を終えた時点で、肩の重さが軽くなり、動かした際の違和感も減っている様子でした。ご本人からも「いつもより楽になっている感じがする」との感想をいただき、強い揉み返しが出るような反応もみられませんでした。
また、肩こりがひどくなる前のタイミングでケアを行うことも重要と考え、症状が強くなる前に来院していただくことを提案しました。定期的に筋肉の緊張を緩めることで、リュックを背負った際の負担も軽減できる可能性があります。
担当スタッフからのコメント
今回のケースでは、リュックによる肩への負担に加え、肩甲骨周囲や腕の筋肉の緊張が重なり、肩こりが慢性的に続いていたと考えられました。肩だけを強く押す施術では一時的な変化にとどまりやすく、揉み返しが起こる要因にもなっていた可能性があります。
そのため、腕や肩甲骨周囲から段階的に筋肉を緩めることで、無理なく肩の緊張を軽減する方法を選択しました。強い刺激を避けながら施術を行うことで、揉み返しを抑えつつ、肩の動きや軽さの改善が期待できます。
今後はリュックの背負い方の見直しや、肩周囲の負担を分散させる姿勢の意識も取り入れながら、定期的なケアを続けていくことで、肩こりの再発予防につながると考えられます。
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