来院のきっかけ
32歳の男性、Webエンジニアとして一日中パソコンに向かって座ることが多い方です。
「普段から座っている時の姿勢が悪く、猫背だと言われることが多い」とのこと。ご本人も自覚があり、腰を丸めた姿勢で座っているほうが楽に感じるそうです。
しかし、長時間同じ姿勢を続けると腰の重だるさや痛みを感じることがあり、「このままではぎっくり腰になるのでは」と不安を感じて来院されました。

初診時の症状
① 時々感じる腰の痛み
② 姿勢の悪さ(特に猫背・骨盤の後傾)
問診・姿勢チェックを行うと、骨盤が後ろに傾き、腰の自然なカーブ(腰椎の前弯)が失われていました。その結果、背中全体が丸くなり、猫背姿勢が強調されている状態でした。
また、座位で骨盤が支えられず、腰まわりの筋肉が常に緊張していることも確認できました。
施術内容と経過
今回は40分のボディケアコースを受けていただきました。
まず腰から骨盤周りにかけての筋肉を中心に、硬くなった部分を丁寧にほぐしました。
特に、腸腰筋や大殿筋の緊張が強く、座り姿勢の崩れを助長している要因と考えられました。
筋肉のバランスを整えた後は、骨盤を立てた正しい姿勢のとり方を実際に座って練習しました。
「腰を反らせようとするのではなく、骨盤を立てる」意識を持つことで、腰の丸まりが軽減し、背中のラインも自然にまっすぐに近づいていきました。
施術後には「腰が軽くなった」「座る姿勢がとりやすい」と実感していただけました。
初回の段階で痛みはほとんど感じなくなりましたが、長年続いてきた姿勢の癖を根本的に変えるには時間がかかるため、定期的な施術とセルフケアをおすすめしました。
担当スタッフからのコメント
この方のように「座っていると腰が丸くなってしまう」「猫背を自覚している」という方は非常に多いです。
特にデスクワークやWebエンジニアなど、長時間座って作業をする職種の方は、骨盤が後傾しやすく、それに伴って腰痛や肩こりが出やすくなります。
姿勢を変えるためには、1回の施術で筋肉をゆるめるだけでなく、正しい姿勢を身体に覚えさせる習慣が大切です。
ご自宅でも、背もたれに深くもたれすぎないよう意識し、腰の下に小さなクッションやタオルを挟むなどの工夫をお伝えしました。
継続的なケアを行うことで、腰痛の再発予防はもちろん、見た目の印象や呼吸のしやすさにも良い変化が期待できます。
今回のケースのように、「腰を丸める姿勢のほうが楽」=腰が正しく支えられていないサインです。
放置すると、椎間板や腰椎への負担が増し、将来的にぎっくり腰や慢性腰痛に発展することもあります。
腰痛や猫背が気になる方は、痛みが出る前に早めのケアを行うことが大切です。
お茶の水肩こり腰痛センター東京・千代田区・神保町・神田・お茶の水・新御茶ノ水・淡路町・小川町・秋葉原・大手町・東京駅を中心に、多くの方が来院されています。