来院のきっかけ
3歳のお子様を育てている方で、日常的に抱っこをする機会は多いとのことでした。数日前に外出された際、長時間にわたってお子様を抱っこしたまま立っている時間が続いたそうです。
その日は特に強い痛みは感じなかったものの、翌日から徐々に背中に違和感が出始め、時間の経過とともに痛みが強くなっていったとのことでした。現在では背中だけでなく肩のあたりにも症状が広がり、腕にかけて張りを感じる状態となっていました。
特に肩甲骨まわりの背中の筋肉に痛みを感じやすく、日常の動作でも気になることが増えてきたため、状態を確認したいという思いで来院されました。
初診時の症状
① 背中の痛み
② 肩から腕にかけての張り
状態を確認すると、肩甲骨周囲の筋肉に強い緊張が見られました。加えて、肩から腕にかけての筋肉にも張りがあり、上半身全体に負担が広がっているような印象でした。
長時間の抱っこでは腕だけで支えているように見えても、実際には背中や肩甲骨周囲の筋肉が大きく関与しており、さらに体幹や下半身でバランスを取る動きも必要になります。今回のケースでは、同じ姿勢で立ち続けていたことにより、体全体の動きが制限され、特定の部位に負担が集中していた可能性が考えられました。
施術の内容と経過
今回の施術では、背中の痛みが出ている部分だけでなく、肩から腕にかけての筋肉の緊張にも着目し、上半身全体のバランスを整えることを意識しました。
40分のコースで、まずは背中、特に肩甲骨周囲の筋肉を中心に状態を確認しながら丁寧に緩めていきました。その後、肩や腕の筋肉にもアプローチを行い、負担が分散されるよう調整しました。
さらに、筋肉の柔軟性を高める目的で、肩から腕にかけて無理のない範囲でストレッチを取り入れました。これにより、動きの中での負担軽減を図りました。
施術後は、「背中の痛みが少し落ち着いた感じがする」との変化が見られました。ただし、肩から腕にかけての張りはまだ残っている状態であったため、継続的なケアが必要と考えられました。
その後、1週間後に再来院された際には、背中の痛みは軽減していたものの、腕から肩にかけての張りが残っているとのことでした。そのため、引き続き背中と上肢を中心に施術を行い、全体のバランスを整えていきました。
現在は、子育てによる疲労を溜め込みすぎないよう、3週間に1回程度のペースでメンテナンスを継続されています。
担当スタッフより
抱っこによる身体への負担は、腕だけでなく背中や肩甲骨周囲の筋肉、さらには体幹や下半身にも及ぶことがあります。特に長時間同じ姿勢で抱っこを続けると、体の動きが少なくなり、筋肉が緊張しやすい状態になることがあります。
また、肩甲骨周囲には腕の動きに関わる筋肉が多く付着しているため、背中の負担が肩や腕へと広がるように感じられることも少なくありません。
今回のようなケースでは、痛みが出ている部分だけでなく、関連する部位も含めて全体的に整えていくことが重要になると考えられます。加えて、可能な範囲で抱っこの合間に姿勢を変えることや、軽いストレッチを取り入れることも、負担軽減の一助となる場合があります。
子育て中はどうしても身体への負担が蓄積しやすいため、定期的に体の状態を見直しながらケアを行っていくことが、日常生活を快適に過ごすための一つの方法と考えられます。
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