
来院のきっかけ
50歳の男性で、サービス業に従事されている会社員の方です。以前から左側の首から肩にかけて慢性的なこりを感じており、疲れが溜まると頭全体が締め付けられるような頭痛が出ることがあったそうです。頭痛が出た際には市販薬を服用して対応していましたが、薬を飲んでも痛みが引きにくいことがあり、症状の改善を目的として来院されました。
また、普段から鞄を左側で持つことが多く、周囲から「写真を撮ると首が右に傾いている」と指摘されることもあったとのことです。ご本人も姿勢の偏りを自覚しており、左右のバランスが崩れているのではないかと感じていたようでした。慢性的な首肩のこりと頭痛の関連性も気になり、身体全体の状態を整えたいという希望がありました。
初診時の症状
初診時には以下の症状が確認されました。
① 首肩のこり
特に左側の首から肩にかけて筋肉の緊張が強く、触診でも硬さが目立ちました。肩の位置がやや前方に入り、左右差も見られる状態でした。長時間同じ姿勢をとることや、片側で鞄を持つ習慣が影響している可能性がありました。
② 頭痛
頭全体を締め付けられるような重い痛みが出ることがあり、首肩のこりが強くなるタイミングで出現しやすいとのことでした。首の可動域もやや狭く、動かすと張りを感じる状態でした。
姿勢の確認では、頭部がやや右に傾き、肩の高さにもわずかな左右差が見られました。肩甲骨の動きも硬く、背中全体の柔軟性が低下している印象でした。

施術の内容と経過
担当スタッフの評価では、首から肩の筋肉の緊張が強くなり、その影響で肩甲骨の動きが制限されている状態でした。肩甲骨の可動域が狭くなると肩が前方に入りやすくなり、猫背姿勢になりやすくなります。その結果、首や肩への負担がさらに増し、こりやすい状態が続いていた可能性がありました。
施術では40分のコースを選択し、まず首から肩にかけての筋肉を丁寧にほぐしていきました。特に左側の緊張が強かったため、無理のない範囲で筋肉の柔軟性を引き出すよう調整しました。続いて肩甲骨周囲の筋肉にアプローチし、肩甲骨の動きが出やすい状態を目指しました。
肩甲骨の可動域を広げることで、肩が前に入り込む姿勢の改善が期待でき、首への負担軽減につながる可能性があります。また、背中の筋肉もあわせて緩めることで、全体的な姿勢バランスを整えていきました。
施術後には首の動きがややスムーズになり、肩の軽さを感じていただけた様子でした。慢性的なこりの場合、生活習慣の影響も大きいため、鞄の持ち方を左右交互にすることや、肩甲骨を動かす簡単なセルフケアもお伝えしました。
担当スタッフより
今回の患者さまは、片側で鞄を持つ習慣により姿勢のバランスが崩れ、首肩の筋肉の緊張が強くなっていた可能性がありました。肩甲骨の動きが制限されると猫背姿勢になりやすく、首への負担が増えることで頭痛につながることもあります。
まずは首肩の筋肉を緩めながら肩甲骨の動きを引き出し、姿勢のバランスを整える施術を行いました。慢性的な症状は日常のクセの影響を受けやすいため、セルフケアと併用しながら無理のない範囲で調整していくことが大切です。今後も状態の変化を確認しながらサポートしていきます。
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