来院のきっかけ
45歳の男性で、人事・労務を担当されている会社員の方です。業務のほとんどがデスクワークで、一日を通して座っている時間が長い生活を送られていました。以前から長時間同じ姿勢で座り続けていると、右側のお尻に痛みを感じることがあったそうです。
痛みが出た際には席を立って軽く歩いたり、ストレッチを行うことで一時的に落ち着いていたため、様子を見ながら過ごしていました。しかし最近になり、座っているときに痛みを感じる頻度が増えてきたとのことです。業務中に集中しにくくなってきたこともあり、症状が強くなる前に調整したいという希望で来院されました。
また、普段の趣味としてゴルフもされており、週末には練習やラウンドに出ることもあるそうです。デスクワークによる負担に加え、ゴルフの動作もお尻の筋肉に影響しているのではないかと気にされていました。

初診時の症状
初診時には以下の状態が確認されました。
① 右側のお尻の痛み
長時間座っていると右臀部に重だるい痛みが出やすく、立ち上がって少し歩くと軽減する傾向がありました。圧迫されているような違和感もあり、座面に体重をかけると症状が出やすい状態でした。
触診では右側のお尻の筋肉に硬さがあり、特に外側から中央にかけて緊張が強く感じられました。また股関節周囲の筋肉にも張りがあり、股関節の動きがやや制限されている印象でした。長時間の座位姿勢により筋肉が圧迫され続け、柔軟性が低下していた可能性がありました。
施術の内容と経過
担当スタッフの評価では、長時間同じ姿勢で座ることにより、お尻の筋肉が持続的に圧迫され、筋肉の緊張が強まっていた状態でした。座位では体重が臀部に集中するため、血行が滞りやすく、硬さや痛みを感じやすくなります。
さらに、この方はゴルフをされるため、スイング時の体重移動や回旋動作によってお尻の筋肉が繰り返し使われていました。日常生活での圧迫と運動による負担が重なり、筋肉の柔軟性が低下していた可能性が考えられました。
施術では40分のコースを選択し、まず右側のお尻の筋肉を中心に緩めていきました。深層部の筋肉にも硬さが見られたため、無理のない範囲で丁寧にアプローチしました。続いて股関節周囲の筋肉にも施術を行い、股関節の動きが出やすい状態を目指しました。
股関節の可動域が改善すると、座っている際の負担が分散され、お尻の筋肉にかかる圧力も軽減しやすくなります。また、太もも裏の筋肉にも張りがあったため、関連する筋肉を含めてバランスを整えました。
施術後には座ったときの違和感が軽くなったようで、お尻の張りもやや緩和した様子でした。長時間の座位が続く生活では再び負担がかかりやすいため、適度に立ち上がることや軽いストレッチを取り入れることもお伝えしました。

担当スタッフより
長時間座っていると、お尻の筋肉は常に体重による圧迫を受け続けるため、筋肉が硬くなりやすくなります。今回の患者さまも右側のお尻に負担が集中し、痛みとして表れていた可能性がありました。また、ゴルフの動作も加わり、筋肉の緊張が強まっていたと考えられます。
まずはお尻から股関節周囲の筋肉を緩め、負担が分散される状態を目指しました。デスクワーク中心の生活では姿勢の影響を受けやすいため、定期的に身体を動かしながら筋肉の柔軟性を保つことが大切です。今後も症状の変化を見ながら調整を続けていきます。
担当:酒徳
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