来院のきっかけ
32歳女性、会社員の方の症例です。冬に入った頃から左側の首の痛みを感じるようになり、日常生活の中でも気になる状態が続いていました。特に長時間のデスクワークやスマートフォンの操作後に痛みを感じやすく、首を動かす際にも違和感があったそうです。
その後、春先になると一度症状が軽減し、痛みが落ち着いたように感じていたとのことでした。しかし数日前から再び同じような首の痛みが出現し、首の動きも悪くなっているように感じるようになりました。以前と同じ部位に痛みが出ていることから不安になり、悪化する前に状態を整えたいということで来院されました。
日常的にはパソコン作業が中心で、同じ姿勢を続ける時間が長いとのことでした。忙しい時期は肩や腕の疲れも感じることが多く、全体的に疲労が溜まりやすい状態でした。
初診時の症状
初診時には以下の状態が確認されました。
① 首の痛み
左側の首に張りと痛みがあり、特に横を向く動作で違和感が強く出る状態でした。安静時にも軽い張りが残り、完全に力を抜きにくい印象がありました。
② 首の動きが悪い
左右の回旋動作で可動域の差があり、左側に動かす際に制限が見られました。無理に動かそうとすると筋肉が突っ張るような感覚がありました。
触診では首の筋肉の緊張が強く見られましたが、それに加えて肩や腕の筋肉にも硬さが確認されました。特に肩から腕にかけての筋肉が緊張しており、首への負担が増えている可能性が考えられました。
施術の内容と経過
頭を支持・制御する板状筋や斜角筋に過緊張が見られ肩関節周囲の僧帽筋や大円筋、小円筋及び腕の筋肉の過緊張が頸部の運動制限を増加させている可能性が考えられました。肩甲骨の可動性が低下し、上肢の筋膜ラインに過緊張が生じることで、頸部へのストレスが生じ、可動域制限を伴う痛みが誘発されたと考えられました。
また、冬の時期は寒さにより筋肉が緊張しやすく、血流が低下することがあります。その状態が続いたことで筋肉の柔軟性が低下し、春先に一度軽減したものの、疲労の蓄積によって再び症状が出た可能性もありました。
カイロプラクティックでは、肩甲骨、背骨を含めた首周囲の筋肉を中心に緊張を緩めていきました。また、骨盤や胸椎、頚椎含め全体的に調整しました。
担当スタッフより
施術後の評価において、頸椎の可動域は前後屈・回旋ともに有意な改善を示し、可動性の向上が確認されました。
ただし、長い間過緊張にあったことで神経受容器の過敏性が残存しているため、完全に痛みの消失には至っていないので、その後短期間で3回施術を行い、状態が安定しました。
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