来院のきっかけ
48歳の男性で、仕事の移動では車を使うことがほとんどという患者さまです。日常的に歩くことが少なく、運転時間が長いため、同じ姿勢が続きやすい生活環境でした。ご本人いわく、運転中にアクセルやブレーキを踏む際、無意識に右膝を捻るようなクセがあり、その動きが積み重なって疲労を感じることもあったそうです。
運動不足が気になっていたため、1週間前に普段使わない階段を意識して上り下りしてみたところ、右膝に痛みが出始めました。階段を降りるときに特に気になるとのことでしたが、平地を歩くときにも違和感が残っているため、不安が募り来院されたケースです。

初診時の症状
初診時に伺った症状は以下の通りでした。
①右膝の痛み
歩行や階段の昇降で痛みが出やすく、特に膝を曲げる動作に負担がかかる様子でした。膝そのものに強い腫れや熱感はみられませんでしたが、動かし方によって痛み方が変わる印象でした。
問診と触診を進めると、膝だけでなく 太ももの前側と、すねの筋肉 に強い張りが確認できました。運転中に足首を固定したまま動かす癖があると、つま先を持ち上げる筋肉や膝まわりの筋肉に負担が蓄積しやすいため、それが膝の動きにも影響していた可能性がありました。
施術の内容と経過
今回の症状は、右膝に痛みが出ているものの、その背景には脚全体の筋肉のバランスが関係しているように思われました。長時間の運転では足首を一定の角度で保っておく必要があり、疲れてくると膝で補おうとして捻るような動きが出ることがあります。その動きが膝を支える筋肉に負担をかけ、階段で急に痛みとして表れた可能性もありました。
施術では 40分のボディケアコース を選択し、下肢の前側と膝裏の筋肉を中心に緩めていく方針を取りました。
太ももの前側の張りを軽減するため、深層部までアプローチ
すねの筋肉をゆるめながら足首の動きを整える
膝裏(ハムストリングや膝窩部)の緊張をゆるめて、膝の曲げ伸ばしをスムーズにする
これらを順番に行い、膝関節が動きやすい状態に整えていきました。
施術後には、膝を曲げるときの違和感が軽くなったようで、動かしやすさを実感していただけました。
急に階段を多く使ったことで筋肉の緊張が一気に強まるケースは珍しくありません。運転が多い生活環境では特定の筋肉だけに負担がかかりやすいこともあります。
担当スタッフより
この患者さまの場合、痛みは膝に出ていましたが、太ももやすねの張りが背景にある状態でした。運転時間が長い方に多くみられる傾向として、足先の角度を保つ筋肉が疲れ、その負担を補うように膝の動きがアンバランスになることがあります。
まずは膝を支える筋肉を丁寧にほぐし、脚全体の負担をリセットできるよう施術を進めました。今後も車での移動の多さに変わりはないので、定期的にメンテナンスに来院していただいております。
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