来院のきっかけ
34歳男性、総務職として勤務されている方の症例です。約1か月前から、仕事中に肘のあたりにしびれを感じるようになったことが来院のきっかけでした。普段はデスクワークが中心で、以前から肘まわりや腕の筋肉が張っているような感覚はあったものの、しびれを感じたのは今回が初めてとのことでした。
最近は業務量が増え、残業が続く日が多くなっていたそうです。長時間パソコンに向かうことが増えたことで、同じ姿勢を維持する時間も長くなり、肘への負担が蓄積していった可能性がありました。しびれは常に出ているわけではなく、作業に集中しているときや長時間同じ姿勢が続いた後に気になることが多かったそうです。
症状自体は強い痛みではありませんでしたが、「このまま続くと悪化するのではないか」という不安があり、仕事への集中力にも影響が出始めていたため、身体の状態を整えたいという目的で来院されました。

初診時の症状
初診時には以下の症状が確認されました。
・仕事中に感じる肘のしびれ
・腕全体、とくに肘まわりの張り感
・長時間のデスクワーク後に症状が出やすい状態
触診では、肩甲骨まわりから腕にかけて筋肉の緊張があり、特に前腕から肘周囲の筋肉に硬さが見られました。デスクワークでは肘を曲げた姿勢を長時間維持することが多いため、筋肉が緊張した状態が続きやすくなります。今回も、そうした姿勢の影響が積み重なっていた可能性が考えられました。
また、肩甲骨周囲の動きもやや制限されており、腕の動きに対して負担がかかりやすい状態でした。腕だけでなく上半身全体のバランスが崩れていたことも、症状の一因と考えられました。
施術の内容と経過
初回の施術では40分のボディケアコースを選択し、肩甲骨まわりの筋肉から腕、肘周囲にかけて丁寧に緊張を緩めていきました。肘周囲だけをほぐすのではなく、腕全体のバランスを整えることで負担が分散されるよう意識して施術を行いました。
特に、肩甲骨周囲の可動性を高めることで腕の動きがスムーズになるよう調整し、その後に前腕から肘周囲の筋肉へアプローチしました。無理のない範囲で筋肉の柔軟性を引き出し、血流が促されやすい状態を目指しました。
施術後には「肘まわりが軽くなった感じがする」「腕の張りが和らいだ」との感想をいただきました。日常生活でも腕の重だるさが軽減し、作業時の違和感がやや少なくなったとのことでした。
その後、数回施術を重ねる中で、仕事中にしびれを感じる頻度が徐々に減少していきました。長時間のデスクワークを行った際も以前ほど症状が気にならなくなり、集中して作業できる時間が増えたそうです。
また、日常生活での負担軽減のため、以下の点についてアドバイスを行いました。
・長時間同じ姿勢を続けず、定期的に腕を伸ばすこと
・肘を机に強く当て続けないよう意識すること
・肩甲骨を動かす軽い体操を取り入れること
これらを実践していただくことで、症状の安定につながりました。現在は再発予防を目的として、定期的なメンテナンス施術を継続されています。

担当スタッフからのコメント
デスクワークが続くと、肘を曲げた姿勢が長時間固定されやすく、腕や肘まわりの筋肉に負担がかかりやすくなります。筋肉の緊張が続くことで、しびれのような違和感として感じる場合もあります。
今回のケースでは、肩甲骨周囲から腕にかけて広い範囲で筋肉の緊張が見られ、特定の部位に負担が集中していたと考えられました。そのため、肘周囲だけでなく上半身全体のバランスを整える施術を行いました。
肘のしびれや腕の張りは、早めにケアを行うことで負担の蓄積を軽減できる可能性があります。同じ姿勢が続く方は、こまめな休憩やストレッチを取り入れることも重要です。今後も状態に合わせたケアを通じて、快適に仕事ができるようサポートしていきます。
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