
来院のきっかけ
41歳の女性で、経理として勤務されている患者さまです。二日前から背中の痛みが強くなり、深く息を吸うと背中に響くようなつらさを感じはじめたとのことでした。特に思い当たる原因はなく、日常生活の中でも徐々に痛みが強くなってきたため、仕事にも影響が出てきそうで不安になり来院されました。背中の痛みをかばう姿勢が続いたことで、腕の重だるさまで感じるようになり、早めに改善しておきたいというご希望がありました。
初診時の症状
初診時には、以下のような状態がみられました。
①背中の痛み
特に肩甲骨の内側から背中の中央にかけて強い張りがあり、呼吸によって痛みが増す様子でした。深呼吸をすると筋肉が動くため、背中の硬さに影響されている可能性がありました。
②腕のだるさ
背中から肩回りの緊張に連動するように、腕の筋肉にも重だるさが出ている状態でした。肩甲骨まわりが硬くなると腕の付け根への負担が増えやすく、腕の疲労感に繋がっていると考えられます。
全体的に肩甲骨の可動域が狭くなっており、背中と肩の筋肉の連動がうまく働かなくなっている印象でした。
施術の内容と経過
背中の症状は、寝違えに近い状態で起きることがあり、突然原因が思い浮かばないケースでも生活習慣や姿勢の影響が重なって起こることがあります。
初回の施術では 40分のボディケアコース を選択し、首・肩・腕の筋肉を中心にゆるめていきました。特に首の付け根から肩甲骨の内側にかけて強い緊張があったため、呼吸に合わせながら無理のない範囲で筋肉をほぐしていきました。施術後は背中の痛みの強さがやや軽減し、腕のだるさにも変化が感じられたご様子でした。
二回目の施術では、背中から肩甲骨まわりにかけて重点的にアプローチしました。肩甲骨の可動域が広がってくると、背中にかかっていた負担が分散しやすくなり、呼吸に伴う痛みも軽くなる傾向があります。施術後には「かなり楽になった」という実感があり、日常動作での痛みも軽減してきたようでした。
ただ、背中にまだ軽い違和感が残っていたため、次週にもう一度ご来院いただき、様子を見ながら調整していく予定となりました。痛みが急に強くなったケースでは、数回に分けて段階的に筋肉の緊張を落としていくと、より安定した状態に近づいていきます。
担当スタッフより
今回の背中の痛みは、はっきりとした原因がない状態で起こりやすいタイプのもので、寝ている姿勢の影響や長時間同じ姿勢で過ごしていることが関係している可能性があります。肩甲骨の内側に強い張りがあり、腕のだるさも連動していたため、まずは背中と肩・腕のつながりを意識した施術を行いました。
呼吸の動作で痛みが出る状態は、背中の深層にある筋肉が固くなっている場合に起こりやすいため、今後も無理のない範囲で背中の稼働を取り戻していけるよう調整していく予定です。
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