【大手町 お尻足の痛み】坐骨神経痛?歩くとお尻から足まで痛む76歳男性の改善症例

来院のきっかけ

76歳の男性。1週間ほど前から、お尻から太もも、足にかけて違和感や痛みを感じるようになったとのことで来院されました。特に歩いている時や立っている時に痛みを感じやすく、座っている間は比較的楽に過ごせているそうです。
ぎっくり腰のような強いきっかけや、重い物を持った覚えはなく、「気がついたら歩くと痛むようになっていた」とのことでした。日常生活では散歩を習慣にされており、最近はその散歩中に痛みが気になり、距離を短くせざるを得なくなったことを不安に感じていたそうです。
年齢的なこともあり、「このまま歩くのがつらくなるのではないか」という心配から、身体の状態を一度みてほしいとの思いで来院されました。

初診時の症状

初診時にうかがった主な症状は以下の通りです。
① お尻から太もも、足にかけての痛み
② 立位や歩行時に痛みが出やすい

痛みは片側のお尻を中心に感じられており、歩行時に特に強くなる傾向がありました。座っている時や安静時には強い痛みはなく、「動き始めや歩いている最中に気になる」という訴えが目立ちました。
触診を行うと、お尻周囲の筋肉、特に姿勢を支える役割をもつ深部の筋肉に硬さがみられ、左右差も感じられました。また、太ももにかけても張りがあり、下半身全体に負担がかかっている印象を受けました。

施術内容と経過

歩行時や立位でお尻から足にかけて痛みが生じる場合、梨状筋をはじめとする臀部深層の筋肉群の緊張や、骨盤・股関節まわりの連動性の低下が大きく関係していると考えられます。

  • 臀部深層筋へのアプローチ:

    姿勢の保持や歩行時のクッションの役割を果たすお尻の深部筋肉へ、無理のない適度な圧でアプローチし、硬化していた筋組織の柔軟性を段階的に取り戻していきました。

  • 大腿部〜下肢の連動性調整:

    臀部の緊張に伴い、連動して過緊張を起こしていた太もも周囲(大腿四頭筋・ハムストリングス)の緊張も解きほぐし、下半身全体の血流および神経伝達の滑らかさを整えました。

施術後には、「来院時よりも足が前に出しやすい」「立ち上がりが楽になった」とのお声がありました。歩行時の痛みについても、軽減した感覚があったとのことでした。
一度の施術ですべての症状が解消するわけではないため、慢性化や再発を防ぐ観点から、お身体の状態に合わせた定期的・継続的なコンディショニングをご提案いたしました。

担当 酒徳

今回のケースでは、お尻の筋肉、とくに姿勢を維持する役割を担う筋肉に硬さがみられ、それが歩行時の負担につながっていた可能性が考えられました。年齢を重ねると、筋肉の柔軟性が低下しやすく、日常動作の中で少しずつ負担が蓄積していくこともあります。
歩くと痛みが出る一方で、座っていると楽な場合、筋肉や姿勢の影響が関係しているケースも少なくありません。ただし、症状の感じ方や原因は人それぞれ異なるため、状態に合わせたケアが大切だと考えます。

今後は、痛みの出方や生活状況を確認しながら、下半身全体のバランスを整えるケアを行っていくことが望ましいと考えられます。また、日常生活の中で無理のない範囲で体を動かすことや、長時間同じ姿勢を避けることも一つのポイントになります。

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